2020年9月7日
結婚相談所の入会を考える際に、値段や料金相場といった観点から比較検討したいという方は多いのではないでしょうか。この記事では、結婚相談所で成婚するまでにかかる料金総額の相場と内訳だけでなく、値段の違いによるメリットデメリットについて解説します。良心的な料金の結婚相談所も紹介しますので、自分に合った結婚相談所を選ぶ参考にして下さい。
結婚相談所で成婚するまでの料金相場は、20万円〜60万円(半年間で成婚した場合)です。幅が大きいと感じると思いますが、前提として結婚相談所の料金は入会する人の年齢やプランによって異なります。
例えば、20代向けのプランを選ぶ場合と40代向けのプランを選ぶ場合では料金が異なりますし、同じ年代であっても、男女で料金差があることもあります。また、結婚相談所によっては、料金が男性か女性かで異なる場合もあります。
ここでは、結婚相談所でかかる平均的な料金相場について、各項目ごとに解説します。結婚相談所に登録する前に、どんな料金がかかるのかを押さえておきましょう。
結婚相談所に登録する際は、5〜10万円の初期費用がかかります、内訳は、入会金と登録料となっていることが多いです。入会金は結婚相談所に入会する為に必要な費用で、性別で異なる金額設定をされている場合があります。
登録料には、結婚相談所を利用する為のシステム手数料や、プロフィール登録料が含まれています。結婚相談所によっては、プロカメラマンによるプロフィール写真撮影料金が含まれている場合もあります。
月会費は1〜2万円で設定されていることが多いです。結婚相談所には、コースを複数用意し、異なる月会費のプランを用意している所があります。支払う月会費によって受けられるサービスに違いがある場合もありますので、注意して下さい。
お見合い料は、結婚相談所で異性とお見合いをする際にかかる費用であり、1回当たり5千円〜1万円が相場です。お見合いの都度費用がかかりますので、婚活が長引くと総額が高くなることもあります。結婚相談所によって、お見合い料が無料の所もあります。
成婚料は、5万円〜30万円が相場となっています。成婚料は、結婚相談所での婚活を通じて成婚した方が支払う費用のことで、カップル1組にかかるのではなく、男女どちらにもかかることが基本です。
また、成婚料が必要な結婚相談所の場合、「何を成婚とするか」について確認する必要があります。結婚による退会を成婚と置いている結婚相談所もあれば、交際から一定期間の経過で成婚と見なす結婚相談所もあります。成婚料の支払いに関してはトラブルが生じやすい為、結婚相談所への登録前に必ず確認しましょう。
結婚相談所によって、更なるサポートを提供するためにオプション料が必要な、追加サービスを用意していることがあります。オプションの種類や料金は結婚相談所によって大きく異なります。結婚相談所でオプションとされていることが多いのは、会員限定婚活パーティー(相場5千円/回)や婚活セミナー(相場5千円/回)などです。
結婚相談所では、様々な項目の費用がかかりますが、多額の支払いをすれば必ず結婚できるというわけではありません。また、料金が安い結婚相談所では結婚できないということもありません。結婚相談所の料金は高いか安いかによって、メリットやデメリットが異なります。
料金が高い結婚相談所には、それだけのメリットがあります。例えば、専属のコンシェルジュが成婚まで手厚いサポートをしてくれることや、高い料金を支払ってでも入会する「結婚前提の異性」と出会える可能性が高いということが挙げられます。
一方デメリットとして、長期間婚活をした際の料金総額が高くなってしまうことが挙げられます。
料金が安い結婚相談所は、運営方法を工夫し、良心的な価格でサービスの提供をしています。例えば、オンラインによるデータマッチングを主軸にお見合い相手を紹介する運営方法を取ることで、店舗の運営コストを減らしています。料金が安い結婚相談所では、比較的長期間婚活をしても支払額がかさまないため、料金が高い結婚相談所に比べて長期間じっくり相手を探しやすいことがメリットです。
一方、料金が安い結婚相談所では、コンシェルジュのサポートが受けられないなどのサービスの制限があり得るというデメリットがあります。このデメリットは、結婚相談所の登録前に、受けられるサービス範囲やどこまでサポートを受けられるのかを確認することで防ぐことができるでしょう。
ここからは、良心的な料金設定だけでなく、充実したサポートを受けられるおすすめの結婚相談所について、料金比較をしながら解説します。(料金は全て税込み)
ペアーズエンゲージは、マッチングアプリのペアーズが作った結婚相談所です。入会費とプラン料金のシンプルな料金体系を取っており、お見合い料や成婚料がかからないため、相場に比べて費用を抑えて婚活ができます。
プラン期間中は、コンシェルジュに24時間チャットで相談できるだけでなく、毎日必ず1人のお見合い相手の紹介を受けられるといった特徴があります。他にも、婚活を始めて3ヶ月間マッチングしなかった場合に支払った金額全ての返金を受けられる「全額返金保証」があることや、登録者の100%が独身証明書を提出していることから、安心して婚活を進められるでしょう。
ノッツェは婚活の方法が異なる3つのコースを設けています。ベーシックコースではお見合い料と成婚料がかからない代わりに、コンシェルジュによるサポートは受けられず、自分でデータベースを見て能動的に異性へのアプローチをする必要があります。
お見合いアシストコースでは、上述の方法に加え、コンシェルジュからお見合い相手の紹介と、成婚までのサポートを受けられます。一方で、相場と同レベルのお見合い料と成婚料がかかります。
マッチングコースでは、DNAの観点からマッチングを行う婚活手法であり、お見合い料と成婚料がかかります。
ゼクシィ縁結びエージェントは、お見合い料と成婚料が無料です。入会金と月会費のみとシンプルな料金体系で構成された3つのプランの違いは、婚活手法とサポート内容です。シンプルプランでは自分から異性にアプローチをする手法のみであり、コンシェルジュの面談にはオプション料金がかかります。
スタンダードプランとプレミアプランでは、コンシェルジュによるお見合い相手の紹介と、定期的な面談のサービスを受けられます。
スマリッジは登録料と月会費のみが発生します。利用中はアドバイザーによるお見合い相手の紹介だけでなく、自分でお見合い相手を検索してアプローチをする方法でも婚活を進められます。一方で、スマリッジは店舗や相談所を一切持たないオンライン完結型の結婚相談所のため、直接対面でアドバイザーに相談することはできません。
無料で利用できる結婚相談所は、地方自治体ごとに運営(参考:内閣府HP)されていますが、出会いの場を提供するサービスに留まっており、民間の結婚相談所のようなきめ細やかなサポートを受けることはできません。
一方、民間の結婚相談所に、登録から成婚まで完全無料で利用できる所はありません。入会金や月会費が無料と謳っていても、お見合い料や成婚料といった成功報酬型を取っているケースが多いです。利用無料とされている結婚相談所に登録する時は、どのサービスまでが無料なのかを確認しましょう。
結婚相談所を料金比較だけで選ぶと、自分の思っていたサポートが受けられずに、結婚できないということになりかねません。結婚相談所を選ぶ際は、受けられるサービス範囲やコンシェルジュのサポートだけでなく、自分の求める条件の異性がどれだけいるかといった、料金以外の観点でも比較検討する必要があります。
コンシェルジュとの相性も婚活を進める上で重要になり得ますので、結婚相談所の登録に際して少しでも不明点があれば、無料相談に行って懸念点を無くすことをおすすめします。
結婚相談所の料金相場は、年齢や性別だけでなく登録するプランによって大きく異なることと、結婚相談所の料金の違いによるメリットやデメリットの違いについて解説しました。結婚相談所の登録の際には料金だけでなく、受けられるサービス範囲やコンシェルジュのサポートなどの点も比較検討する必要があります。料金を含め、自分が納得して婚活を始められる結婚相談所を選ぶようにして下さい。