結婚したいけどしたくない人の心理とは?理由や対処法についても解説
2021年8月10日
婚活をしている人の中には、「デートはするけど交際につながらない」、「交際しても価値観が合わなくて長続きしない」など、結婚したいと思う一方で、相手との関係の進展を避けてしまっている人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、結婚したいけどしたくないと思う人の心理や対処法ついて解説します。また、結婚したいと思える人に出会うためのサービスの紹介などをしますので、ぜひ参考にしてください。
結婚したいけどしたくないと思う人の心理
結婚したいけどしたくないなど、前向きな気持ちと後ろ向きな気持ち、相反する感情を同時に持つことがあります。このことをアンビバレンス(両面感情)と言い、例えば子どもの頃に「宿題やりなさい!」と親に言われ、やろうと思っていたのに急にやる気がなくなることも、アンビバレンス心理が影響しています。
結婚について2つの感情を抱えている人の中には、「こんな気持ちで婚活していては、相手に申し訳ない」と罪悪感を覚えてしまう人もいるでしょう。しかし、アンビバレンスは例に挙げたとおり、誰が経験してもおかしくない自然な心の働きであるため、自分を責める必要はありません。
結婚したくないと思う7つの理由
結婚したいと思って婚活するものの、心のどこかで後ろ向きな感情を抱えている人の、7つの理由について解説します。あなたと同じ気持ちで悩む人の理由を知ることで、自分の結婚観など、本当の気持ちに気づくきっかけになるかもしれません。
結婚するまでの恋愛が面倒
相手の性格や相性などを確かめていくお見合いデートの場では、相手に気をつかって好みや趣味に話を合わせる人が多いのではないでしょうか。相手に気をつかいすぎると気疲れしてしまい、「結婚するともっと相手に気をつかわなければならないのか」と気持ちが落ち込み、結婚に対するモチベーションが下がる場合があります。
また、交際に発展してからも、価値観の相違や忙しくて会う時間が取りづらい、相手のふとした言動が気になるなど、さまざまな理由ですれ違うこともあるでしょう。その結果、結婚に対して前向きな気持ちを持てなくなる可能性があります。
1人の時間を奪われたくない
結婚によって、自由に過ごせる自分の時間が制限されたくないという人もいます。国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査 」によると、約9割近い独身女性が、独身生活にメリットありと回答し、その理由として最も多かったのが行動や生き方が自由であるという結果になりました。
たしかに、1人でいれば誰かに気をつかう必要はありません。家の中で好きな格好で過ごしたり趣味を楽しんだりと、自分のペースで生活できます。結婚をすると自分の生活リズムを相手に合わせることで、思う存分に趣味を楽しめなくなったり、友人と食事に行けなくなったりすることもあるでしょう。その結果、「自分の生活が制限されるくらいなら結婚したくない」という思いに至るのは自然な流れと言えるのではないでしょうか。
夫婦関係の構築が面倒
夫婦関係を築くことによって、新たにできる人間関係に煩わしさを感じる人もいるのではないでしょうか。夫婦になると、お互いの両親や親族、相手の会社や友人など、今よりも交流の機会は増えるはずです。気乗りしない集まりでも、義理で顔を出さざるを得ない場合も少なくありません。
例えば、順調に交際が進み、相手の両親へあいさつに伺ったとき、自分の年齢や学歴、職業などについて指摘をされて嫌な気分になったり、相手の両親と性格的にそりが合わなかったりする可能性もあるでしょう。そうすると、「結婚をしたらずっと関係が続いてしまのか」と、今の相手と結婚をしたいと思っても、気が重くなってしまうことがあります。
このほかにも結婚をしている知人や友人から、結婚生活の不満や後悔、夫婦喧嘩が多いなど、結婚のマイナスイメージにつながる話を聞いたり、交際している相手との相性がよくないことがすでにわかっていたりする場合にも、結婚を前向きに捉えられなくなる可能性があります。
仕事が充実している
仕事にやりがいを感じていたり、人間関係や職務環境が充実している場合、結婚の優先度が仕事より下がることがあります。その理由としては、仕事に専念したいということはもちろん、これまでの社会人経験で積み上げてきたキャリアが、結婚によって崩れることを心配していること挙げられます。
例えば、結婚して相手と同居を始めると、家事などの負担は少なからず増えるはずです。仕事が終わらないけど夕飯の支度のために帰宅しなければならなかったり、一通りの家事を終えて自分の自由時間になったときにはすでに就寝時間だったり、仕事と家庭の両立が辛く感じる場面もあるでしょう。
また、妊娠をすると、異動や休職、退職などによって、一度は仕事から離れることになります。子育てが落ち着きしだい復職する場合もありますが、現在のキャリアから再スタートできるとも限らないため、妊娠によって現在のキャリアを断つことに不安を感じる人もいるでしょう。このように、仕事が順調なときは働くことを優先して、結婚へのモチベーションが上がらない場合があります。
プライベートが充実している
プライベートが充実している人も、結婚の優先順位が下がる場合があります。結婚をすると基本的に収入は夫婦の共有財産になりますが、独身の場合は自分1人だけのものです。誰かに気兼ねせずに、好きなように収入を使うことができるので、結婚以外の理由でも日々の生活に満足感を得ることができているのだと考えられます。
例えば、国税庁「年齢階層別の平均給与」によると、10代〜60代(60代以上を含む)女性の平均給与のピークは25〜29歳の311万円、次に30〜34歳の307万円という結果になりました。このことからも、30代はある程度金銭面に余裕がある年齢と言えるでしょう。
収入に余裕があれば、その分、趣味や旅行、ショッピング、英会話スクールなどの自己成長、美容関係など自由に使える金額の上限も増えます。そうしてゆとりのある生活を送ることで、日常生活の充実につながり、その結果、結婚の必要性をそこまで深く感じない人もいるのでしょう。
経済的な不安がある
経済的な不安があることも、結婚をためらってしまう理由の一つです。 男女共同参画局「男女共同参画白書(概要版) 平成30年版」によると、日本の共働き率は6割を超える結果になっており、貯金や収入が少ない場合でも、共働きによって家計を維持することは難しくはないでしょう。しかし、妊娠や病気、雇用状況の変化など、いつ何が起きるのかは誰にも分からないため、先の読めない未来に不安を感じ、結婚をためらってしまうのだと考えられます。
例えば、結婚をすると、専業主婦になることを自分や相手が望んでいる、または出産・育児などを理由に、相手の収入だけで家計を支える世帯もあります。1人の収入だけで十分生活できると最初の頃は想定していても、状況は日々変わるものであり、だんだんと余裕がなくなることもあるかもしれません。
実際、厚生労働省「国民生活基礎調査」では、約半分の世帯が「生活が苦しい」と回答し、その中でも子どもがいる世帯は、いくつかに分類された世帯の中で最も割合が高い約60%でした。このように、金銭的な事情でゆとりのある生活を送ることが難しい場合もあるでしょう。このような、経済的に満足のいかない生活を思い浮かべてしまうと、結婚に不安を感じ、ためらいってしまうのだと考えられます。
結婚生活が羨ましくない
友人や知人など、身近に幸せな結婚生活を送っている人がいるのを見たり聞いたりすると、その生活をうらやましく思い、結婚を意識する人も多いのではないでしょうか。しかし、必ずしも自分が同じように幸せな結婚生活を送れるとも限りません。例えば、些細なことで夫婦喧嘩をしたり、夫の帰宅が遅くてワンオペ育児に悩んだり、仕事と家庭の両立に苦労したり、結婚生活を送る上で、なにかしらの問題は避けては通れないでしょう。
初めから不幸になることを想定して結婚する人はいないように、結婚を望む人は、それぞれが思う幸せな結婚生活に少なからず思いを馳せているはずですが、結婚のネガティブな側面を見ることで、結婚したい気持ちが湧かなくなる場合もあるのだと考えられます。
そもそも結婚したいのかわからない
最初は結婚したいと考えていたけど、婚活などで相手を探しているうちに、そもそも自分は結婚したいのかわからなくなる人もいます。このような人は、結婚したいと思った理由が曖昧になっているのではないでしょうか。例えば、次のような理由で婚活を始めた人は、結婚したいのかどうかがわからなくなる場合があります。
- 周囲の知人や友人が結婚しだして、自分もしなくてはと思ったから
- 自分の年齢を考えて、そろそろ結婚しなくてはと思ったから
- 両親が元気なうちに結婚して安心させたいと思ったから
- 結婚をしない人は内面に問題があると思われる世間の風潮があるから
上記、すべてに当てはまるのは、世間の常識や世間体、周りから見た印象などを理由に婚活を始めていることです。結婚をしたい理由が自分の本心から来るものではない場合、自分の気持ちがわからなくなってしまうのだと考えられます。
悩んだら自分の望む結果をイメージしましょう
結婚したいけれど結婚したくないと思う場合は、自分がどのような人生を歩みたいのかをイメージしてみましょう。ポイントは5年後の理想の生活をイメージすることです。1~2年後だと時間が経つのはあっという間なため、現在の生活との変化を想像しづらく、10年後だと、今度は時間が経ちすぎてしまいイメージが難しいからです。5年後の生活であれば、具体的に自分の理想をイメージできるでしょう。
もし、結婚している自分をイメージできたのであれば、婚活を始めてみてはいかがでしょうか。結婚相談所のコンシェルジュに相談することで、結婚相手のより具体的なイメージがわいて、結婚したいと思うようになるかもしれません。
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結婚したいと思えるような人に出会うには婚活サービスを利用しましょう
結婚をしたいけどしたくないと思う人の心理や理由、対処方法について解説しました。大切なことは自分の気持ちと向き合い、自分がどうしたいのか、いろいろな角度から考えてみることです。そして、結婚したいと思えるような男性に出会いたいと思ったら、本記事でも紹介したペアーズエンゲージなどの結婚相談所に登録してみましょう。